予祝
先週部屋に飾った一輪の大きな薔薇が、
そろそろ終わりの様子をしていた10月2日朝のこと。
手に取ると、もう、花弁が離れるときだということが感触でわかって、
少し萎れて柔らかくなったまるごと、花弁をもぎとった。
花びらがたくさん手元にあるというのは、
どうしてこんなに人を嬉しくさせるんだろうね。
ほぐしてみたら両手いっぱいになったもぎたての薔薇の花弁。
その嬉しさの表現は、何かおめでたい気持ちに私を運び、私はそれを一度気にフラワーシャワーした。おめでとうー!おめでとうー!と発しながら。
・・・おめでたい人!
それから、床に散らばる花弁を拾い集めていたら、メール着信の音。
驚くことに、受賞のお知らせでした。おめでとうー!は、現実のことになりました。
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2週間にわたって開催された写真展が無事終了しました。
足を運んで下さった皆様へも、お礼申し上げます。
写真展を楽しんでくださって、ありがとうございました。
また、予期せぬ嬉しいことに、フレームマン賞を受賞するという幸甚に恵まれました。
選評には、
「額装を含めバランスが良い。明らかに他の作品と違う個性を放っている。
見ているとじわじわと良さが伝わってくるので家に飾りたくなる作品である。
良くぞこれを作品として出品した勇気に敬意を表する。」
そのように評価して頂きました。最後の一文が特に、大変嬉しい評価でした。
飾りたいと思う写真展『アートの競演 2021新涼』受賞作品はこちら
(ギャラリーのサイトへリンクします)
今回の作品にまつわる小さなたくさんの経験を糧にして、
これからも作品作りを楽しんで続けたいと思います。
そして、アートをフックにして、
空間を新たに捉えなおす、楽しむ人、幸せや喜びが増えていくことへの働きになりたいと、思っています。